ソリッド操作の種類

5種類の編集を実行できます。以下の図に、それぞれの編集タイプの効果を示します。一番左が編集前の壁の形状で、そこから順にそれぞれの編集の様子が示されます。オペレータ要素はワイヤフレームモードで表示されています。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//FiveOperations.PNG 

[減算]では、オペレータの形状がターゲットから切り取られます。

[上方向へ減算]では、オペレータの形状、およびオペレータの下端からターゲットの上端までの垂直方向に伸びた部分が切り取られます。

[下方向へ減算]では、オペレータの形状とオペレータの形状の上端からターゲットの下端までの垂直投影の両方がターゲットから切り取られます。

[交差]はターゲットとオペレータの共通部分だけを残します。

[加算]では、ターゲットの形状がオペレータの形状に追加されます。

ソリッド編集:要素の表示と計算

ソリッド編集は、モデルの形状つまり3D表示と生成される断面/立面/展開モデルおよび詳細図ビューに影響を与えます。次に示すのは、前出の要素の断面ビューです。オペレータは上部にワイヤフレームで表示され、そのレイヤーは下部で非表示になります。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//SectionWireframe.PNG     https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//SectionHidden.PNG

ターゲット要素とオペレータ要素のどちらの平面図ビューも影響を受けません。オペレータ要素をワイヤフレームレイヤーに配置しても、表示には影響を与えません。オペレータのレイヤーが非表示になっている場合、平面図には表示されませんが、レイヤーをもう一度可視にするまで編集できません。

注記:平面図でターゲットのみを選択して3Dで表示すると、修正された形状が表示されますが、オペレータは表示されません。

断面/立面/展開図ビューでソリッド編集を実行する場合、結果を参照するにはウィンドウの内容を再構築する必要があります。

一覧表でのソリッド編集

要素リストには、一覧表のそれぞれの一覧表設定で指定したパラメータに応じて要素が表示されます。多くの要素には、柱の正味体積/総体積など、「正味」および「総体」を示す個別のリストパラメータが用意されています。概して、これらの要素リストパラメータの「正味」と「総体」とは、以下の意味を持ちます。

正味:ソリッド編集が考慮されます。

総体:ソリッド編集は考慮されません。

詳細は「要素パラメータ」を参照してください。