このセクションでは、エネルギー評価機能の一般的な環境設定についての情報を記載しています。
エネルギー評価では、ユーザーがARCHICADの[オプション]→[プロジェクト設定]→[計算単位/規則]で定義した計算単位が使用されます。したがって、エネルギー評価では、ARCHICADプロジェクトに適用しているものと同じ計算単位が使用されます。
その他の単位設定オプション:
•[ビルディングシステム]ダイアログボックスで暖房および換気システムの構成要素を定義する場合、水温の単位として摂氏または華氏を選択します。
これにより、例えば、他の単位から独立して温水生成の温度目盛を設定できます (これは、お住まいの国がメートル寸法と華氏温度を併用している場合に便利です)。
•[U値(R値)計算機能]および[U値(R値)上書き]ダイアログで、必要に応じて、ポップアップをクリックしてU値とR値を切り替えます。
エネルギー評価で最高の結果を得るには、ARCHICADで以下の建築物エネルギーモデリングの規則に従ってください。
•建築現場の地盤面をモデリングする場合(特に平坦でない場合)、メッシュツールを使用します。
•個別の複数の単層壁(またはスラブや屋根)を使用して、複合構造を使用しないでください。建築モデルにこのような構造が存在する場合は、ひとつの単層構造のみをエネルギーモデルで表示し、隣接する内部空間ゾーンがその構造に接するようにします。
•プロジェクト内で、統一して塗りつぶしを使用します。特定の塗りつぶしは、常に同じ1つの建築材質または複合構造を示す必要があります。
モデリングの指針については、「エネルギー評価:BIMからBEMを直接作成する」を参照してください。
チームワークプロジェクトで作業している場合、[エネルギーモデル再検討]パレットのチームワークステータスを使用するか、パレットから開いたダイアログボックスを使用して、最初に[エネルギーモデル再検討]パレットを確保する必要があります。
[エネルギーモデル再検討]パレットに表示される構造と開口部の3Dデフォルトカラーを定義または変更するには、[オプション]→[作業環境]→[画面オプション]に移動し、[エネルギー評価モデル再検討カラー]パネルを使用します。
これらのコントロールにすばやくアクセスするには、[エネルギーモデル再検討]パレットの上部にある[3D表示]ボタンの右側のポップアップから、[モデル再検討カラーをカスタマイズ]を選択します。