ここでは、(物理モデルではなく)構造解析モデルのビューを比較します。そのため、モデル比較を実行する前に、以下のように[ビューを選択]ダイアログで構造モデルを有効化する必要があります。
注記:モデル比較を使用してSAFファイルを開くと、SAFトランスレータの現在のプロジェクトの変換設定が適用されます。現在のプロジェクトのSAFトランスレータ設定が、必要としている設定であることを確認してください。これを変更するには、現在のプロジェクトに別のトランスレータファイルをインポートします。「SAFトランスレータファイルのインポート/エクスポート」を参照してください。
ワークフロー例
このワークフローは、構造エンジニアが構造解析の実行後に改訂した解析モデルを返送してきたときに使用します。
1.[デザイン]→[モデル比較]を使用します。
2.[モデル比較]パレットで:
モデル1に[現在のモデル]を選択します。
3.モデル2では、構造エンジニアによって送信されたSAFファイル(形式:構造解析ファイル .xlsx)を参照します。
4.[開く]をクリックします。
5.[モデル比較]パレットで、[ビューセレクター]ボタンをクリックします。
6.[ビューを選択]ダイアログが開きます。
注記:比較対象モデルの1つまたは両方がSAFファイルの場合は、ビューの選択はありません。
7.[構造ビュープロパティ]パネルで、[構造解析モデル]オプションをオンにします。
•4つのアイコン(ノード、端部解除、断面形状、ローカル座標系)のいずれかをクリックして、[モデル比較]ウィンドウにこれらの構造体の構成要素を表示させます。
•必要に応じて、比較する特定の荷重ケースをビューごとに選択します。下記の「モデル比較での荷重ケース」を参照してください。
8.[比較]をクリックします。
•モデル比較結果が生成されている間、他のタブやウィンドウに移動することができます。
9.[モデル比較]ウィンドウに結果が表示されます。
10.確認したいパラメータをフィルタします。使用可能なパラメータセットは、構造解析モデルに固有です。
11.必要に応じて、バージョンを作成します。
「モデル比較変更リストから案件を作成」を参照してください。
[ビューを選択]ダイアログ([構造ビュープロパティ]パネル)で、以下を実行します。
•両方のモデルで、[荷重ケース]コントロールをオンにします。モデルの保存された荷重ケース(ビュー設定の一部)が表示されます。
•必要に応じて、いずれかまたは両方のモデルの荷重ケースをオンまたはオフにします。荷重ケースをオフにすると、そのモデルにおいて荷重関連の情報は無視されます。
•いずれかまたは両方のモデルで、モデル比較で考慮するために異なる荷重ケースを選択することができます。
荷重ケースパラメータを変更した場合の動作
2つの比較対象ビューの荷重ケースが同じ名前で、設定が変更されている(例:荷重ケースのステータスが固定から可変に変更されている)場合、モデル比較はこれを修正された荷重パラメータとしてリストします。
案件を作成して修正を承認すると、荷重ケースの処理方法(既存の荷重ケース設定を上書きするか、または新しい荷重ケースとして追加するか)について尋ねるメッセージが表示されます。