接続範囲の改善

構造エンジニアは、解析モデルの調整方法の完全な制御と、それを達成するためのカスタムオプションを必要としています。ストレッチアジャスタは、要素間に躯体接続が存在する場合にのみ機能します。存在しない場合、ユーザーは解析軸を定義可能な接続範囲内に拡張できるようにして、正しく調整されたモデルにすることができます。

この接続範囲に関する機能が改善され、 設計者の意図と実際の要素形状をより適切に再現できるようになりました。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/005_newfeatures/CnxRangeNFG.png 

接続範囲にはホスト要素の終端切断が考慮されます。

接続範囲の断面は、ホスト要素に置換プロファイルがある場合でも、ホスト要素のプロファイル躯体に基づきます。

拡張された仮想躯体が隣接する物理要素の躯体にのみ接触する場合、それは躯体接続と見なされます。

ユーザーは次の2つの長さパラメータを定義する必要があります。

接続範囲値(要素設定内)。これは、接続する要素の躯体間の最短距離以上である必要があります。

Graphical user interface, applicationDescription automatically generated 

最大許容ストレッチ([生成ルール]ダイアログの[調整ルール])。これは接続する構造軸間の距離を超えている必要があります。この「最大ストレッチ」値は、要素設定の設定に従って、接続範囲の一方または両方の端に適用されます。

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接続範囲(躯体を延長して接続を有効化)」を参照してください。