相互運用性

ARCHICAD 22では、構成要素と材質情報のIFC2x3およびIFC4へのエクスポートの品質と精度が向上しました。これは、ビルディングマテリアル、個々の複合構造層、断面形状部品に関連するデータに基づいて、スケジュール、計算、コスト見積もりを作成するユーザーにとって重要です。

このエクスポート機能は、単一要素として複雑な要素をエクスポートする場合と、複雑な要素を部品に分解してエクスポートする場合の両方で動作します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-22-reference-guide//compositedata.png 

IFCプロパティのARCHICADプロパティとしてのインポート

ARCHICAD 22では、ユーザーがIFCインポートをカスタマイズする機能を拡張しました。ユーザーはIFCデータをホストプロジェクトのARCHICADプロパティにマッピングできます。

この機能により、ARCHICADプロパティで動作する全ての機能もインポートした要素に適用されます。次に例を示します。

条件に基づく表現の上書き

干渉検出

ラベル設定

連動一覧表

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-22-reference-guide//graphicoverride.png 

検索と選択

数式

自動テキスト

NURBSジオメトリのIFCファイルからのインポート

ARCHICAD 22以降では、NURBS(Non-Uniform Rational Basis Spline:非一様有理Bスプライン)ジオメトリ表現のIFCモデル要素のインポートをサポートします。これらのモデル要素はモルフ要素またはGDLオブジェクトとしてインポートできます。

後者の場合、生成されたGDLオブジェクトはオリジナルのNURBS定義をそのGDLスクリプトに保持し、インポートした局面形状をARCHICADプロジェクトに表示する複雑性のレベルをユーザーが制御できるようにします。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-22-reference-guide//NURBS.png 

IFCモデルのインポートでのレイヤーマッピング

ARCHICAD 22では、IFCモデル要素のレイヤーを既存のARCHICADレイヤーにマッピングでき、不必要なレイヤーがARCHICADプロジェクトにインポートされるのを防ぎます。高度なマッピングテンプレートにより、マッピングされたIFCレイヤーのリストをIFCファイルの内容に基づいて簡単に拡張できます。

また、開口部によって作成されたボディの切断中のレイヤーをユーザーが制御できるようになりました。

DWG/DXF 2018ファイルのインポート/エクスポート

ARCHICAD 22では、AutoCAD 2018 DWG/DXFファイルの読み取りと書き込みができます。