統合された設計

デジタル設計ツールが開発され続けているにもかかわらず、建築業界ではほとんどが依然として古いワークフローを利用しています。各部門は個別に作業を進め、決められた間隔でのみデータを交換します。

ただし、理想的には、設計担当者が他の設計担当者と、またエンジニアが他のエンジニアと共同作業するのと同様に、設計担当者とエンジニアも同じチームで一緒に作業できるようにすべきです。

ARCHICADとBIMcloudの両方で大規模な開発が行われ、複数部門のチームにわたる真のインタラクティブなコラボレーションに向けて飛躍的に前進しました。この機能強化は次の3つの領域で行われました。

BIMと構造解析モデル間の統合

設計担当者が物理モデル(BIM)を参照しながら設計している間、エンジニアは簡略化された構造解析モデルを使用します。両者は、RISA 3DやSCIA Engineerなどの構造解析ツールを使用して、構造動作のシミュレーションや最適化を行います。

ARCHICADでは、これらの2つのモデル(BIMと構造解析モデル)の双方向の統合が可能になります。これにより、エンジニアは数週間かかっていた建築モデルの構造チェックを数時間で完了できるようになります。

チームワークを通じたコラボレーション

機能が強化されたチームワーク®が提供するまったく新しいツールセットとソリューションにより、設計担当者とエンジニア間の信頼を育む理想的な環境が実現します。使いやすい変更の追跡ツールやビジュアリゼーションツールにより、各設計者は関連する変更を即座に把握してチームにフィードバックを提供できます。

BIMcloudを通じたコーディネーション

非常に協働的な環境であっても、多数の外部作業者が、さまざまな段階でそれぞれ別の責任を担ってチームに参加する必要があります。情報の共有を最適化するために、BIMcloudではどのような種類のファイルでも処理できるようになりました。