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ARCHICAD 21 推奨ビデオカード

Michitaka Kiriki
Graphisoft
Graphisoft

Windowsにおける推奨事項

ハードウェアアクセラレーション機能を十分に発揮するために、1024MB以上のオンボードメモリを搭載したOpenGL 2.0互換のグラフィックカードを推奨します。
以下のビデオカードは推奨されません。:
  • NVidia Quadro FXシリーズ及びQuadro (Fermi アーキテクチャ) シリーズ
  • AMD FireGl シリーズ

ビデオカードドライバのインストール

ビデオカードは、ハードウェアベンダーが提供するドライバ(システム組み込みのドライバではない)を適切にインストールした場合のみ正しく動作します。前にインストールしたドライバが残っていると、現在のドライバのインストールに干渉する場合があります。以下のリストに示すドライバで表示の問題が発生した場合は、ドライバを再度「クリーンインストール」してください。「クリーンインストール」とは、前のドライバファイルを全て削除してから新しいドライバをインストールすることを意味します。残念ながら、単純なアンインストールでは、ドライバの全てのコンポーネントを完全に削除できない場合があります。AMDの cat uninstaller またはサードパーティの driver cleaner や driver cleaner pro 1.5などのツールをご利用ください。

ビデオカードドライバ

Nvidia Quadro Windows 10認定ドライバ: R375 U7 (377.35) 発売日 05/09/2017
Nvidia Quadro Windows 8.1認定ドライバ: R375 U7 (377.35) 発売日 05/09/2017
AMD FirePro V 認定ドライバ: 15.201.2401.1010 発売日 02/16/2017
AMD FirePro W 認定ドライバ: 17.Q2 発売日 04/27/2017
AMD Radeon Pro 認定ドライバ (Windows 10のみ): 17.Q2 発売日 04/27/2017
Nvidia GeForce win 10 ドライバ:  382.33 発売日 05/22/2017
Nvidia GeForce win 8.1 ドライバ: 382.33 発売日 05/22/2017
AMD Radeon ドライバ:  17.5.2 発売日 05/18/2017

「プロフェッショナル用」と「ゲーム用」ビデオカード

グラフィックカードメーカーは通常、「ゲーマー」向けと「プロフェッショナルユーザー」向けの異なる製品ラインを用意しています。ハードウェアのセットアップはどちらもほぼ同じで、主な違いはファームウェアとドライバにあります。「ゲーマー」向けカード(Nvidia GeForceやAMD/ATI Radeonなど)は、3Dゲーム用に最適化されており、画質よりも速度が優先されます。一般的には、ゲームの3Dモデルはポリゴン数が少なくテクスチャが適用されていますが、CADモデルはポリゴン数が多く、ワイヤフレームの静止画像やシェーディングされたモデルの画質がナビゲーション速度よりも優先されます。また、プロフェッショナル向けカードのメモリは複数のアプリケーションウィンドウを使用するように最適化されていますが、ゲーム向けはそうではありません。2つの製品ラインでのもう1つの重要な違いとして、提供とサポートの方法があります。プロフェッショナルカード(Nvidia QuadroやAMD FireProなど )はビデオチップ製造業者のリファレンスに沿って構築されており、ビデオチップ製造業者(NvidiaやAMDなど)が提供するドライバが確実に適合します。ゲーム用カードの製造業者(ASUS、Sapphire、Gigabyte、PNYなど)は、ビデオチップ製造業者のリファレンスに沿っていない可能性があり、そのためドライバはチップ製造業者のリファレンスドライバとは互換性がない場合があります。また、ゲーム用カードの場合、製品のライフサイクルやドライバのリリースサイクルが非常に短くなります。GRAPHISOFTは製造業者と連携して、以下のビデオカードドライバを検証し認定しました:
  • Nvidia社の Nvidia Quadro K, M and P シリーズのビデオカードドライバ。この製品ラインは、GRAPHISOFTでARCHICAD 21用に推奨しています。
  • AMD社のAMD FirePro V,  W and Radeon Pro WX シリーズのビデオカードドライバ。この製品ラインも、GRAPHISOFTでARCHICAD 21用に推奨しています。

ノートPC用ビデオカードドライバ

ほとんどの場合、ノートPC用のグラフィックカードドライバはノートPCの製造業者によって提供されており、グラフィックカード製造業者が提供するドライバ(いわゆる「リファレンスドライバ」)はノートPCにはインストールされません。そのため、当社ではノートPCのビデオカードを検証することは事実上不可能になります。ノートPCで表示の問題が発生し、ノートPCの製造業者がドライバの更新を提供していない場合は、ご自身の責任において、デスクトップドライバをノートPCで動作するように微調整してみることもできます。ただし、これはノートPCの製造業者では明らかに推奨されていないことにご注意ください。  ATIカード用 Mod tool nvidia社用ノードPC用ドライバ

ノートPC用の推奨ビデオカード

上記の理由から、ノートPC用に特定のカードとドライバの組み合わせを推奨することはできません。ただし、ハイエンドなノートPC用には、Nvidia Quadroなど、デスクトップ用のものと同じ品質のプロフェッショナル向けビデオカードがあります。また、標準的なNvidiaのカードの大多数ではよい結果が得られており、AMD/ATIのカードではそれよりも少し劣り、オンボードのIntelグラフィックカードではよくない結果となっています。後者は絶対に避けてください。


Macにおける推奨事項

Mac用ビデオカードドライバ

 
ハードウェアアクセラレーション機能を十分に発揮するために、1024 MB以上のオンボードメモリを搭載した OpenGL 互換のグラフィックカードを推奨します。Macにはデフォルトのビデオカードが搭載されており(一部のシリーズではオプションで選択)、ドライバはシステム更新に含まれているため、特定のカードやドライバを推奨することはできません。Mac OSXのグラフィックエンジンであるQuartzは、アプリケーションがビデオカード機能に直接アクセスすることを許可しておらず、アプリケーション固有の表示の問題が発生する可能性を最小限にしています。Macではサードパーティのドライバがなく、Quartzグラフィックエンジン自体はOpenGLに基づいているため、Appleがオペレーティングシステムに組み込んでいるドライバは、OpenGL互換性が徹底的に検証されています。つまり、MacとPCプラットフォームの大きな違いは、PCでは何百もの異なるビデオカードを使用できる点にあります。さまざまな製造業者が販売するドライバのほとんどは、CADやOpenGL向けではなく、ゲームやDirectX向けに最適化されています。現在のMacには全て、ARCHICADと互換性のあるビデオカードが搭載されているのでご安心ください。最高のパフォーマンスを得るには、専用グラフィックカードを搭載したMacコンピュータを選択してください。内蔵のIntel IrisカードはARCHICADで動作しますが、パフォーマンスは制限されます。


3D速度を含むビデオカードの検証

ここでは、さまざまなビデオカードを、4Kディスプレイを搭載した標準のコンピュータ構成で実行した結果を示します。カードは、サイズが小(250000ポリゴン)、中(1,6Mポリゴン)大(10Mポリゴン)のプロジェクトを使用して、2つのオペレーティングシステム(Windows 8.1 64ビットとWindows 10 64ビット)で検証されました。FPS数は、Windows 8.1でのQuadro 600の速度に基づいた1秒あたりのフレーム数です。1秒あたりのフレーム数は、ARCHICADの3Dウィンドウで操作している間に測定されたビデオカードの速度を示します。 速度自体は、主にビデオカードのメモリサイズに依存します。ファイルを開いて3D表示にすると、最初にビデオカードのメモリが使用され、それが不足するとメインメモリ(RAM) が使用され、それも不足すると、コンピュータは仮想メモリのスワップを開始します。仮想メモリを使用すると、ハードディスク上のファイルから格納された情報に到達するまでに時間がかかるため、非常に低速になります。ARCHICADは、ポリゴンの座標によってではなく、オブジェクトのパラメータのモデル情報を格納します。多くのパラメータを持つ非常に大きいファイルでは、大量のメモリを消費する場合があります。また、一部のジオメトリオブジェクトのパラメータが高解像度や分割に設定されている場合、さらに負荷が増します。それ自体がたった数KBのモデルもありますが、大きいテクスチャを多数持つ場合、そのパラメータがビデオカードメモリを大量に消費し、低速になることがあります。そのため、 ファイルサイズとビデオカードのメモリ使用量は必ずしも比例するとは限りません。

検証結果 – Windows 8.1Test Results - Windows 8.1

Windows 8.1のARCHICAD 21で以下のビデオカードを検証しました。

小プロジェクト(250000ポリゴン) – FPS比率:

 
21_win8_1_sm
* 最大解像度は2560×1440です

中プロジェクト(1,6Mポリゴン) – FPS比率:

21_win8_1_me
 
* 最大解像度は2560×1440です

大プロジェクト(10Mポリゴン) – FPS比率:

 21_win8_1_la
 * 最大解像度は2560×1440です

エラーの説明

-


検証結果 – Windows 10

Windows 10のARCHICAD 21で以下のビデオカードを検証しました:

小プロジェクト(250000ポリゴン) – FPS比率:

21_win10_small
 
* 最大解像度は2560×1440です

中プロジェクト(1,6Mポリゴン) – FPS比率:

21_win10_medium
 
 
* 最大解像度は2560×1440です

大プロジェクト(10Mポリゴン) – FPS比率:

 21_win10_la
 * 最大解像度は2560×1440です

エラーの説明

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BIMxで検証済みのビデオカード

alt text以下に、さまざまなビデオカードでのBIMxの検証結果を示します。非常に複雑なモデル、Shanghai Park Hotelを使用しました。これはこちらのBIMxで表示可能なグローバルイルミネーションを使用した建物の中からダウンロードできます。検証はWindows 8.1で行われました。速度は、グローバルイルミネーションをフルで適用したモデル(シャドウをオン)を使用した、Windows 8.1でのQuadro 600の速度に基づいた1秒あたりのフレーム数を示します。

検証結果 – Windows 8.1

Windows 8.1のBIMxで以下のビデオカードを検証しました:
 21_win8_1_bi

エラーの説明

-



検証結果 – Windows 10

Windows 10のBIMxで以下のビデオカードを検証しました:
 21_win10_bi

エラーの説明

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