ライセンスプーリングとは?
ライセンスプーリング(別名フローティングライセンスまたはネットワークライセンス )とは、NETライセンスを所有する顧客が利用可能なソフトウェアライセンス付与に関するオプションで、同一のTCP/IPネットワーク上において、複数のユーザーが一つもしくは多数の中央ライセンスサーバーによって提供される製品ライセンスへのアクセスを共有するためのものです。この手法は通常、企業部門やソフトウェア業界において、高価格帯のアプリケーションに対して用いられるものです。
どのように機能するのか?
ソフトウェアを起動(Archicadを開始)したい認証ユーザーのために、中央のライセンスサーバーからライセンス1つが要請されます。ライセンスが利用可能である場合には、サーバーはこのライセンスをユーザーのネットワークに対して割り当て、アプリケーションが起動することを可能な状態にします。この時、プールにおいて利用可能なライセンスの数は1つ減ります。ソフトの使用を終えた時、あるいは認められたライセンス期間が終了した時(借用ライセンスの場合)に、このライセンスは中央サーバーに返還されます。そしてライセンスはプールに戻り、他の認証ユーザーに対して利用可能な状態になります。個別のコンピューター上のArchicadの複数のセッションに対しては、1つのライセンスのみが使用されます。最後のセッションが終了した時、このライセンスは解放されます。