この記事では、Grasshopper-ARCHICAD Live Connectionによってチームワーク環境で生成および変更される要素の動作をまとめています。
確保
- チームワーク環境でGrasshopperから生成された要素は、作成したユーザーによって確保されロックされます。
- 要素を変更するためには、確保する必要があります(要素を作成した同じユーザーによってロックされている場合でも変更する場合、確保が必要です)。
- Grasshopperで生成された要素が他の誰かに確保されている場合、生成もしくは変更しようとすると、複製が作成されます。
- Grasshopperで生成された要素は自由に確保できます(Grasshopperから変更したい変更したいユーザーに確保されていない場合)
- Grasshopperによって追加作成された要素(確保されていない要素と比較して)は、問題なく作成されます。
- Grasshopperによって以前に生成された要素が削除された場合(確保されていない場合)、不要な要素は削除されません。(15のスラブがある場合、同期によって結果9つのスラブになると、不要な6つのスラブは変更用に確保されていないためプロジェクトに残ります)
一般的な原則として、Grasshopperで作成された要素はチームワークで確保するのは、Grasshopperの同期を処理しているユーザーが確保することです。そうしないと、複製された要素がプロジェクト内に表示されたり、確保していなかったり、確保の競合により変更が反映されません。
属性
Grasshopperでは属性はIDによって処理されます(ARCHICADも同様)―したがって、属性に何らかの変更が加えられた場合、Grasshopperで定義された属性/入力情報はGH定義で更新されます(属性の名前や他の設定(例. 複合構造の層の数、厚さ、ビルディングマテリアル、レイヤー名等)。
ソリッド編集
- Grasshopperで生成された要素に変更が加えられた場合、Grasshopperで生成された要素と手動で作成された要素間のソリッド要素操作は維持されます。
- Grasshopperが生成した要素が(コードの変更により)削除され、再作成された場合、これらは異なるGUIDを持つ新しい要素と見なされるため、ソリッド編集の接続は失われます。
ARCHICADプロジェクト内でのGrasshopperで生成された要素の特定
- ARCHICADでGrasshopperで最初に要素を生成すると、2つのプロパティを持つ新しい分類システムが自動的に作成されます。その後、下記の2つのプロパティが全ての要素の割り当てられます。それらは手動で作成されたものでも、グラスホッパーによって生成されたものでもかまいません。これにより、同じARCHICADプロジェクトで、要素の原点情報を保持したまま、ユーザーが複数のGrasshopper定義(ファサード、構造、部屋配置)を使用できます。
- Grasshopperソース定義(ファイル名)
- Grasshopper最終更新日(日時)
- 接続が有効な場合、GrasshopperでARCHICADノードを選択すると、ARCHICADプロジェクトで生成された要素が選択されます。
- 接続中の場合、ARCHICADの要素をクリックすると、live conectionパレットからGrasshopperの生成ノードを選択できます。
最終更新日:
2020-02-07
11:47 PM